映画市場
映画の市場規模というのは現在どれくらいなのか皆さんご存じでしょうか?
勿論その年にどんな映画が流行ったのか、人気があったのかによって市場規模は大きく変わってきますが、2018年の日本映画市場でいうと名探偵コナンの最新作や、ボヘミアン・ラプソディのヒットなどの影響もあり市場規模は2225億円と世界3位の規模になります。
ちなみに2018年では第1位がアメリカで1兆2118億円、第2位が中国で9878億円となっています。ちなみに中国は2011年に日本を抜いて、アメリカに迫ってきております。
日本を含めた上位3か国の市場について少し紹介したいと思います。
まず日本ですが、日本の映画市場規模というのは1978年ころから約40年間にわたってずっと2,000億円台の規模で変わっていません。
この傾向はアメリカでも一緒で、近年はずっと1兆2000億円台をキープしており、第1位の座にいます。
逆に中国にはこの10年で映画市場が右肩上がりの成長を続けており、2011年に日本の市場を超えてからもその勢いはとまらず、2018年には1兆円に迫る市場規模まで拡大しました。
この勢いがつづけばそう遠くない間にアメリカの市場を超えるといわれております。
次にスクリーン数についてですが、これも日本やアメリカはこの10年はほぼ横ばいですが、2018年の中国のスクリーンは2012年と比較して約5倍に増えており、今後さらに増えていくと予測されています。
このスクリーンについてはまた別途詳細を紹介したいと思います。
上映作品ですが、実はこれは長い間日本が最も多く作品を作っているんです。2018年で言えば1192作品もの新作映画が上映されており、アメリカや中国よりも多いんです。
2018年の日本の興行収入ランキングでは1位が「ボヘミアン・ラプソディ」で、次が「劇場版コード・ブルー」、第3位が「劇場版名探偵コナン」と洋画、邦画、アニメと人気が分散されています。
ちなみにアメリカと中国では自国制作の映画が上位3作品を占めています。中国でもハリウッド映画が放映は伸びていますが、やはりまだまだ自国制作の映画には勝てないようです。
映画のチケット料金ですが、日本では平均1,300円(通常価格は1,800円ですが割引価格で見る人も多いので平均価格はさがります)と3か国の中でも最も高い料金です。
アメリカはチケットの定価というものがきまっていないのでその年によって価格は大きく変動しますが、おおよそ1,000円前後になります。
中国では3か国の中で最も安く、600円程度といわれています。